海織里はお風呂から上がり夏惟の服を着る。

「夏惟ー。上がったよ。」

夏惟は本を読みながら返事をした。

「わかった。」

「夏惟って、こんなに大きかったんだね〜。」

そう言われ、海織里の方を見る。

「そんなん当たり前じゃ…………。」

用意してあったはずのズボンを履いていない。

「な、なんでズボン履いてないの?」

「ぶかぶかですぐに脱げちゃうし、それにこのままでもワンピースみたいで、全然大丈夫だとおもったから〜。」

夏惟は目をそらす。

「ふ、ふーん。」