家に辿り着き、別れを言う。

「また明日ね!夏惟!」

「うん。また明日。」

海織里は夏惟が家に入ったのを見てから、自分も家に入ろうとドアを開ける。

が―――……、



ガチャ……ガチャガチャ……




「う、嘘でしょーっ!?開かない……。」

鍵があるだろうと、一安心して鞄を探った。

「え……。な…い?や、やってしまったー!?」