*いつかの君と夏を探しに*

(……そこまで、思ってたんだ。)



「家には……帰ってこないの?」


少し震えた声。


「……せっかく海織里とも、こうなれたから……帰ろうかな。」

「……うん。帰ってきてほしいな。」

「あ、私そろそろ帰らないと。
それじゃあ明日の放課後、下駄箱で待ち合わせね。」

「うん!また明日!」


別れを告げ、紅麗愛と紅麗羽は店を出ていく。