「じ、実はね。私たちShell'sっていうバンドクループなの。」

「うん。知ってる。」


「「「え?」」」


3人は目を見開き夏惟を見る。

「海織里の声とか……すぐにわかったし、曲とかよく聞いてる…。」

「……そ、そうなんだ。知ってるんだ。」


すると、紅麗羽が夏惟に直球に話した。


「だから、夏惟がShell'sのメンバーに入ってほしいんだ。」

「……え、俺が?」

「うん。夏惟のためのバンド……だから。」