「あー、俺としたことが……。」

「ま、まさか。夏惟からなにか聞いたんですか!?」


(もし、もしそうなら……。)


「さぁ?自分で確認するといいよ。」

煌也は知っている事をふせる。


「わかりました。ありがとうございます。
それでは。」

海織里は煌也に別れを告げ家に直行。
もし、夏惟が煌也に自分のことを話したのなら記憶は無くなっていないことになる。


(期待……してもいいかな。)


そんな事を思いつつ、早速翌日にでも聞こうと試みる。