「そ、そうでしたか。」

「海織里ちゃんほんと騙したりしてごめんね。」

「い、いえ。」


(……ん?ていうか、なんで私の事知ってるの?)

海織里は今更ながら疑問に思う。

「あの、なんで私のこと知ってるんですか?」


「……え?」

煌也は少し動揺。

「だって、最初会ったときも私の事……海織里ちゃんって呼んでたし……学校のプリンスが何で私なんかを……?」

(校舎違うし……なんで?)