「そうね。今回はバラードでいきましょう。」

次の曲はバラードで決まった。


「私ちょっとトイレ行ってくる。」

海織里は席から立ち上がり、トイレへ向かう。


「海織里……大丈夫なのかな。」

「やっぱり元気無いわよね……。」


海織里がトイレへ行っている間、紅麗愛と紅麗羽は心配していた。

その頃海織里は……。

「な、なんで夏惟が……。」

トイレを出て、すぐの所の席に夏惟とその友達が座っているのが見える。