その後授業は何とか出ることができたが、夏惟のことで頭がいっぱいだった。

そして……

―放課後。


「今日仕事ないからさ、駅前のカフェ行こーよ!」


紅麗羽は興奮気味にチラシを見せながら言う。

「そうね。たまには息抜きも大事よね!」

「私もそこ行きたいと思ってた!」


3人は久しぶりの休みなので、駅前のカフェへと足を運んだ。

「雰囲気もいいね〜。」

「いい香りがするわね。」