「それもあるけど、もう1度海織里を好きになってもらう。みたいな。」


(好きに?……私を?無理かもしれない、でも。今度は私が……。)


「私……やってみる。夏惟の事大好き、だから。」

「ふふっ、そうこなくっちゃね!」

「だな!」

「もうこんな時間ね。授業に戻りましょ。」


紅麗愛と紅麗羽はドアを開け出ようとする。

「ふ、2人ともありがとう!」


(2人がいてくれるだけで、こんなにも心強い。)