海織里はいつもより1本早い電車に乗り、学校へ向かう。

教室に行くと紅麗愛と紅麗羽はすでに来ていた。

教室には二人をあわせ、5人ほどしかいない。

「2人とも!おはよ!」

「「海織里!」」

「やっときた!さっき教室見に行ったんだけど、まだ来てなかったんだ。」

「そうなんだ。まだなんだ。
でも、いるってわかったし……また見に行こ!」

考えるだけで嬉しくて、3年ぶりに再開できるとうきうきしていた。

3人で門から来る人を教室から見て、夏惟を探す。