目を疑う内容だったが、夏惟を探すのには変わりわなく手当り次第探す日々。



そして、四季が無くなって最初の日。夏休みも終わる同じ日だ。


全国民が前夜窓の外を見つめていた。
明日はどの季節なのだろうか…と。


やってきた最初の季節。

それは冬。



「さ、寒い。」

夏だったので窓を開けて寝ていると、とてつもない寒さで目が覚める。

海織里は夏の制服をしまい、慌てて冬用の制服を取り出す。

(……冬、か。)