『ごめんね葉山君。待ってもらって。』

葉山君は首を横に振りました。

『話があるんだろ?』

私は、頷いて、書きました。
震える手で。

『葉山君が好きです。』

葉山君は驚いてました。
葉山君は下に書きました。

『僕も好きだよ。』

そして、唇を合わせました。
それが、最初で最後のキスになりました。