「まず賢迅。お前の前世は武士だった。日の本1と呼ばれる天才だったが陰では努力を決して怠らぬ人だった。そして人間でありながら闇を司る守護神だった。」

「そして美夜。おぬしは賢迅の前世の妻だった。努力を続ける主人をずっと支えていた。そんなおぬしも人間だが光を司る守護神だった。」

「そして夏凪翔お前は貴族だった。皆の信頼も厚く、とてもいい人だった。そしてその容姿のように太陽を司る守護神だった。」

「そんな夏凪翔の妻で姫だったのが夏葉だ。夏葉の前世は月を司る守護神だった。」

私たちは知らない自分たちの前世に付いて聞かされた。

「賢迅達夫婦は夏凪翔達に仕えておった。」

村長はまた話しはじめた。