「宵妖還闇!!」
夏凪翔が唱えると宵妖たちは宵闇に戻り、宵妖の気も無くなった。
どうやら私たちが還した中にボスがいたようだった。
「大丈夫か?!」
少し離れたとところから村長の声が聞こえてきた。
「はい。私も夏凪翔も無事です。」
そう言うと村長は少し驚いた顔をした。
「3体いたはずだが、どうやって還闇したんだ?」
「私が3体とも動きを封じましたが?們もいつもより大きめに...」
「夏葉はなぜ息が切れてないのだ。」
「そんなに戦ってないからですよ。」
「いやおかしい。」
そう村長と私の会話に入ってきたのは息が切れている夏凪翔だった。
「あんなに...大きな們を開くのは...俺でも無理だ。ましてや...3体一気になんて...有り得ない。」


