三月ウサギは恋をする!?

「何もお前まで、俺の真似してこんな事しなくてもいいのに」

「私の野望はね、お兄ちゃんを生徒会長の座から引きずり降ろす事だし」


恐ろしい二人の会話のはずが、みなもが微笑みながらサンドイッチを食べている。
生徒会長は実は涙線が弱くうるうるとしていると、千昌にハンカチを貰っていた。流石お互いを熟知している。
だからこそフィアンセという噂が出てしまうのだろう。

「荊の道になるだろう。俺も17年間諦めて来たわけでも運命を受け入れて来たわけでも、言いなりになってきたわけでもない。ただきっかけがなかったのと、お前が可愛いからまあいいかって感じだった。でも、お前が歩夢たちを部活に入部させてくれたならば、俺も頑張ることにする」


「お兄ちゃん」


「はーい。おじゃまするでー」


感動の兄弟愛の間に、賢次郎が何故か割り込み、生徒会長に売れ残りのクロワッサンをくれた。

「お前と言い歩夢と言い、よくもまあ、俺の前に姿を表せるよなあ。一体どんな顔をしているんだ」

「こんな顔ですよー」