「ねえねえ。美術部を朝部にして近衛先輩と並んで油絵しましょうよー」
「近衛先輩がどんな油絵描くのか気になるけど、私は園芸部も気になってる! それに朝部を文化部にしたら、みなもちゃん、メインの部活は運動部?」
「うん。野球部かレスリングのマネージャー。上腕二頭筋が特に眺めていたいから悩むわ」
近衛先輩をとるか上腕二頭筋をとるかってことか。
これは、恋愛部の一番最初のターゲットはみなもちゃんかな。
「しまった! 恋愛部の告知もしなきゃ」
「え。同好会は体育館の前の掲示板にポスターだけだよ」
うわ。早く部活申請すれば良かった。
取り合えず、歩夢君を見つけて恋愛部の話を進めたい。
全部の部活紹介を聞いた後、部活の分厚いパンフレットを貰うと予鈴が鳴った。
お昼ごはんを食べながらパンフレットを見て、午後の部活見学を何件か決めていかなければいけない。
「あーあ。今朝のパン屋さんまた行きたくなっちゃった」
体育館を出て第一声にみなもがそう言うと、利香のお腹も同意した。



