一人の少女が理事長室から跳び跳ねるように出てきた。愛してやまないお兄ちゃんが生徒会長を務める私立月華学園に今日入学する少女。ショートカットの髪に身軽そうな小さな身体。元気いっぱいでくるくる変わる表情。
少女が入学した学園は部活をしている生徒の割合が99,9パーセント。
校長室へと続く長い廊下には、ガラスケースに入った夥しい数のトロフィーやメダルが飾られている。
「ああ、遅刻だ、遅刻。もう12秒も遅刻してしまった」
「昼休みを12秒削りましょう」
廊下をローラースケートで走って行く生徒会長と副会長。
その二人に少女は手を振る。
「あ、お兄ちゃん、待って待って」
「妹と会話する時間は」
「はい。ちゃんと10分、スケジュールに入れています」
そう言うと、生徒会長は止まり少女の方を振り返った。
少女が入学した学園は部活をしている生徒の割合が99,9パーセント。
校長室へと続く長い廊下には、ガラスケースに入った夥しい数のトロフィーやメダルが飾られている。
「ああ、遅刻だ、遅刻。もう12秒も遅刻してしまった」
「昼休みを12秒削りましょう」
廊下をローラースケートで走って行く生徒会長と副会長。
その二人に少女は手を振る。
「あ、お兄ちゃん、待って待って」
「妹と会話する時間は」
「はい。ちゃんと10分、スケジュールに入れています」
そう言うと、生徒会長は止まり少女の方を振り返った。



