三月ウサギは恋をする!?



「違います。利香は恋愛できる状況じゃないから、だから身体の反射はいいのに、感情の反射が鈍くなってるだけです!」

「みなもちゃん。慰めてくれてありがとう?」

これって慰めてるの?と首を傾げ歩夢を見ると、歩夢を頷いていた。


菫が涙を落とすのを、遠巻きに巴たちが疑わしげに見ていた。


自分たちの噂を好きかって流した菫は、ただただ玲音に避けられている腹いせだったのだとしたら、後味が悪すぎるから。


「えっと確かに私は感情が分かってないかもしれない。でも、一生懸命な人は好きです。ヴァイオリンの練習を一日何時間も頑張っているのに、疲れを顔に出さずいつも笑顔のみなもちゃんとか、チャラいくせに優しくてちゃんと人を見てくれる歩夢君、バイト三昧だけど大好きな音楽の事には努力を絶やさない賢次郎先輩。いつも正々堂々して不器用なぐらい真っ直ぐな近衛先輩」


謳うけれど恋では無く、

嘘を吐くから嘘を塗る。


太陽の様な貴方に恋をする――小さな菫の花。



「先輩も近衛先輩の様に強くあろうとして、けれd回りが理解してくれないって勝手に嘆いていただけです。貴方がしたことはちゃんと謝るべきです」