「でも、此処に載っていない花ことばを多く書いたのは――兎輝さんのほうでした」
「--え」
「えええ?」
それには思わず声を零す菫と、大きな声で驚く利香の声がした。
「兎輝さんは薔薇の数によって変わる花ことばを書いてます」
「本当だわ。利香も菫先輩のも検索したらちゃんと出てくるわ。で、多いのは利香ね」
1本のバラ「一目ぼれ」
2本のバラ「この世界は二人だけ」
3本のバラ「告白・愛しています」
6本のバラ「あなたに夢中」
7本のバラ「密かな愛」
11本のバラ「最愛」
24本:いつの時もあなたが恋しい(一日は24時間だから)
99本のバラ「永遠の愛・ずっと一緒にいよう」
100本のバラ:100%の愛
101本のバラ:最高に愛している
108本のバラ:結婚してください
365本:毎日毎日あなたが恋しい
999本:何回生まれ変わっても永久に変わらない
1000本:一万年の愛
「やったー! やったやったー!」
項垂れる菫の横で、利香がぴょんぴょんととび跳ねた!



