「遅くなってごめんなさい。先生にも聞いて欲しくて無理しちゃった」
綾小路と何故かみなもまでやってきた。
だが、観客は多ければ多いほど良いと利香は歓迎ムードだ。
最後に、――巴と歩夢がやって来たのだけは菫は眉を潜めたけれど。
「勝負負けても――俺なら可愛い女の子いつでも大歓迎だから。年上大好き」
「――そーゆー冗談は好きじゃねーな」
同じく女の子にもてるチャライ系の玲音がちらりと歩夢を見て鼻で笑う。
それを見て賢次郎も笑った。
「では、勝負は薔薇の花ことば。どれだけ制限時間内に書けるか勝負よ」
菫は簡潔に言うと、紙とシャーペンを利香へ渡す。
「花言葉?」
「薔薇にはいっぱいあるの。色や形によってもよ」
「へえ。知らなかった。それ、やばいなー」
頭をポリポリ掻きながら利香が真っ白な紙を見て唸る。
「部対抗ですから、歩夢君や賢次郎君も参加しても大丈夫よ。制限時間は10分あげちゃう」



