生徒会室に響くタイピング音。
カタカタカタと休まず鳴らすのは生徒会副会長の千晶だった。
千晶はコンビニのおでんを食べながらタイピングの手を休めない。
各部活の希望報告書の希望を受理した用品を、次は事務の人へ渡すために纏めている。
スポーツ用品でも注文する会社が同じだったり違ったりとそれを注文しやすいように纏めている。
昨日、将棋の大会で優勝を果たした千晶には全国大会も待っているが、溜め込んでいる仕事も沢山あった。
それを朝部に所属せず、やっている。
「ふう。会いたいですね」
ポロリと漏らした声を丁度生徒会室に入ってきた輝夜が聞いてしまった。
「俺に合わせる事はない。千晶は千晶で自分の気持ちに正直に生きるべきだ」
「じゃあ生徒会長様。私たち婚約しましょうか?」
ガシャンと三重になっていた弁当箱を落としてしまう。
動揺した輝夜は落ちた弁当箱を見て奇声を発した。



