「ちょっ それは今度買い被りすぎじゃん。ハードル高くなるしなんか、こう、――お兄さんが玩具でも買ってやろうか? って気分になるしい」
ストレートに褒められて、流石の玲音もあたふたとしてしまっている。
嬉しいが直球過ぎると言葉が見つからないらしい。
「私もちゃーんと人を分析してるんですよ! ただね、色恋沙汰は良く分からないだけです」
「良く分からないって初恋もまだなの?」
「うーん。近衛先輩に抱えられた時とか、歩夢君に心配して貰った時とかドキドキしたりしたけど、今は性別関係なく誰でも好きだから」
「響也に抱えられたら俺だって違う意味でドキドキしちゃいそうだ。振り落とされるみたいな」
「レオ」
睨まれた玲音は舌を出すが、近衛は少し睨みつけただけでまた視線をキャンパスに戻した。
「取り合えず、今度から部活同士の交流に全力で力を入れていくから、モテる御二人さんも覚悟しておくように!」



