みなもは特殊な性癖を、恥ずかしげもなく言いきると、音楽部の男の子たちは皆、泣きだした。涙に濡れないように女子が楽器を移動する。
賢次郎みたいに腹は六つに割れている人らもいるだろうが、理想の体型には根本からして無理どうな標準体形ばかり。
だが、みなもや先生がとっておきを暴露してくれたおかげで雰囲気も流れも変わった。
いつの間にか流れは、一枚引き失敗したら好きなタイプを言うことになっていた。
部員も先生に促され、それならばとカードを引いて行く。
「お、俺、真面目な時の竹鶏部長みたいな人が好みです!」
「おおおおお俺も、実は俺も!」
「分かる。俺もだ」
やはり見た目は美少女だけあって竹鶏を実は好きだという男子は多かった。
「私は、やっぱレオ君かなー」
「わかる! 爽やかで優しくて、話上手のレオ君!」
「私は硬派で真面目な近衛くん」
「私はやっぱ芸能人の林檎くん」



