「へーそう?」
「うん。教師だから生徒優先って自分を自分で洗脳してる感じ。でも寂しそうなのは隠せない」
「お前、よく見てるなぁ。俺は男のことは全く眼中に入らねーぞ」
「え、嘘。生徒会長は?」
痛いところを突かれ、歩夢は口の中にフレンチトーストを押し込むと、背を向けてベンチに寝そべった。
「まぁいっか。生徒会長が眼鏡外すと美少年だったとしても、可愛い系男子トップの俺には全く関係ないし」
「お前訛りは?」
「可愛い方言男子はまだキャラが安定してないんよね。九州系全部混ぜようかな、みたいな?」
「……まぁ頑張れ」
自分で可愛い系と自覚している辺り、女大好き歩夢は健次郎に女の子を取られないか焦るものの、素の健次郎はちょっとお馬鹿で憎めないらしい。
「可愛いのに腹筋鍛えてるから腹が割れてるギャップも狙おうっと」
「お前楽しそうだよなー」



