三月ウサギは恋をする!?


「てな訳で、頑張るね」

朝、いつも通り登校し園芸部で草取りをし終えてクラスに戻った利香は顎が外れたようなだらしない口になった。
正にその話は寝耳に水。

部長である自分の預かり知らない所でそんな事になっていようとは。


「ズルいズルいズルい! 私も勝負したいしたいしたい!」

運動部への入部を諦めてまで恋愛向上に努めている利香にとっては、今の状況では身体が鈍ってしまうのだ。自分も身体を動かしたくて仕方がないようだ。


「あら。利香は最後の砦じゃない。私と健次郎先輩が負けたら、利香が尻拭いだよー」

「うわー。歩夢くんは音楽系どうなんだろう!!」

自信がない利香は、歩夢に期待しようと過去を遡る。


が、歩夢が音楽に触れている場面を見たことがなかった。