ある日幼稚園でいつものように萌ちゃんと一緒にいると何人かの男の子たちが僕たちのところにやってきた。


「翔ちょっと来いよ。」
「えっ…」
僕は手をひっぱられ無理やり連れていかれた。
「萌ちゃ…」
「翔くん…」


僕は人気のないところに連れていかれた。


「何?」
「何じゃないよ。
翔、いつも萌ちゃんといるけどどういう関係なんだよ。」
「えっ…」
「僕は萌ちゃんが好きなんだ。
僕の萌ちゃんを返せよぉ。」
「嫌だ。僕も萌ちゃんが大好きだもん。萌ちゃんは僕のものだ。」
男の子たちは何も言わず去っていった。