近くの公園についた一樹は朔をベンチに
おろし2人は街灯が照らすベンチで
ばらく会話をしていた。
「朔。俺はお前を守るよ。俺はお前を分かってるから。大丈夫だから。」
朔は一葵をみて涙をポツリと流す。
朔の過去を知っている一葵は
彼を抱き寄せ彼を落ち着かせる。
朔は一葵の胸の中で泣く。
「うええぇーん。うわあぁぁーん。」
泣いている彼の背中を優しくなでながら頭をポンポンと優しくたたき
「大丈夫。大丈夫。」
しばらく2人はその場所で無言になった。
街灯が2人を照らしていた。
2人のいる公園は泣き声だけがただただ響いていた。