道中に白い服を着た彼女が立っている。
「あら?その子気を失っちゃった?フフっ。私はその子の過去を知ってるわ。」
彼女は気絶している朔の顔をのぞき込む
と一葵を見て、微笑んだ。
「お前何の者なんだよ!!」
一葵は何故か彼女に恐怖と違和感を感じた。
彼女が、そこを去ろうとした時
朔が目を覚ました。
「ねぇ。君は誰?俺の何を知ってるの?」
彼女はその言葉を聞くと微笑んでいた顔が強張り何も答えずにその場を去って行ってしまった。 朔は心配そうに彼女の背中を見つめる。