ガタンガタンっ!!
動き始めてしばらく先へ進むと急な上り坂をコースターはゆっくりと登っていく
「あれ?梶岩はんもうチビってまっか?」
「何言う!んなわけ!」
「ホンマですか?手ぇつないぎますよ?」
「う、うるさいわ!!」
2人はケンカのようなケンカではない言い争いをしている。その後ろで朔は幸せそうに微笑む。
「ほらほら。2人頂点着ましたよ?」
声を2人にかけた直後に急加速して
落ちていく。
「ぎえー!!」
前に乗っている2人は手を繋ぎ、両手をあげる。朔は笑いながらそれを見てなぜかニッコリと笑い大声で
「ふぅーー!」
叫ぶ。朔も両手をあげ最高に楽しんだ。
(母さん!父さん!俺は今すごく幸せです。だってこんなにいい奴らとこんなに幸せな時間をすごせてるんだから!)
次におばけ屋敷に入る。
一葵は
「何やボケェ!! 」
大分ヒビっていた。
3人の中で真ん中に入り朔と梶岩の腕に手を回し前へ進む。
「なんだよ!一葵ビビってんの?」
「うっさいわアホ!」
バシューン!
大きい音が鳴り風が三人に降る
「うわぁわ!!!」
一葵がビビリ2人を引っ張って足速に出口へと向かった。
外へ出ると空気が一変していた。