列に並び最後尾になった3人に遊園地の写真家が3人に声をかけた
「どうですか記念に写真!すぐできますよ?500円です。」
梶岩と一葵は顔を合わせて撮ろうと
合図をした。
「朔!撮ろうや!なぁ?」
「いや俺は。」
「先輩の断りは許さんぞ。」
その場で3人は撮ることになり朔を中央に肩を組み、ピースサインをした。
朔は胸にぶら下げたネックレスのリングを握った。朔は目を瞑り何かを
耐えてるようだった。
「朔!ピースやピースしてや。」
リングを握った手を梶岩がピースサインに変えてもう一方の手を一葵の肩に回させ写真家にシャッターを切るように言う
「じゃぁ。いきますよ!はいピース!」
カシャ。
シャッターをきる音とともに朔は
「俺はこんなに幸せでいいのかな。」
「何にゆうとんねん。この幸せ望んどらん親なんぞいないやろ?」
「そ、そうだよね...。」
ジェットコースターの並んでる列がどんどん前へ進んでいく。
しばらくして写真家がやって来て
「写真出来ましたよ。はいよ。」
3人はそれぞれ500円を払い写真をもらった。3人ともいい笑顔で写っていた。
朔はそれを胸ポケットに入るサイズとわかり、胸ポケットにしまい梶岩と一葵は鞄にしまった。そして、ジェットコースターの順番が自分たちの順番になった。
~どうぞ。3名様ですね。一人後に座ってもらう形になります。~
「ほな。どないする?」
「俺後ろに乗る。」
朔がそう言うと後ろの席に座り安全レバーを下ろした。2人もそのあとに続くように前の席に座り安心レバーを下ろす。
~では、超級ジェットコースターいってらしゃーい。~とお姉さんのアナウンスが流れコースターが動き出す。