結局、2人でリビングのソファに座って、各々過ごす。

俺はテレビを見て、
こっこは、基本、本を読む。

ミステリーやファンタジー、とにかく人気があれば、ジャンルを問わずとりあえず読んでいる。



でも、最近は……

「ねー?祐ちゃん、青春ってさー、いいよねー♡」


「……。」


「この、ドキドキがヤバイ。胸きゅん♡どっしたら出来るかなー?」


「……。」



「って、聞いてんの!?ねー!!ってばー!!」



そう言ってソファに座る俺に近づいて、
スキンシップをしてくる、こっこに、


「んじゃーするー?」


って笑ってこっこの腰に手を回していってやれば、


「はぁー。全然無視。歳ってやだわ。」

そう言ってまた、俺から
離れて携帯を眺める。


なんだ、それ?



「なんで、すぐそーやってするとかになるかなー。青春はキスでドキドキなのよ!?」


出た、また。




ー青春ー