小さい子供のように、 右手で目をこする彼女。 「お願いだからと、窓を開けっ放しにしないで!」 「ごめんって」 「あと、起きるなら起こしてよ…」 そう言って、またクシャミをする。 ひどい花粉症である俺の彼女は、 春になるとどこにも出たがらない。 窓を開けるのも厳禁で、 しばらくクシャミがとまらなくなるのだ。