「へっくしゅん!へっくしゅん!」

止まらないクシャミに、
俺は慌ててベランダの窓を閉める。

「へっくしゅん!!…はあ」

鼻を赤くし涙目になっている彼女を見て、思わず理性が飛びそうになる。

「ごめんごめん。…おはよ」
「おはよ…」