「オーディション、受かったんだね。おめでとう」
「うん、ありがとう」


砂浜を歩きながら話す。



「でも、二次審査があって。。来週の土曜日」
「そうなんだ。。頑張ってね、応援してる」
「ありがとう」



二次審査に合格すれば
柊翔くんは芸能人。



芸能人になってしまったら
私から遠ざかっていってしまうような気がした。



「お昼、どこかで食べる?」
「うん!」