「星空、綺麗だよね」
「え。。?うん。。」


突然話しかけられてちょっとびっくりした。



私の隣にニット帽を被った男の子。


年齢は私と同じくらい。



色白で弱そうだけど
顔は整っている。




「どうしたの?病気?」
「ううん。。」
「そっか。。ぼく、ガンなんだ」


自分のことを話し始める彼。



「そんな。。辛いよね、きっと。。」
「うん。しかもうち、お父さんとお母さんは交通事故で死んで、ぼく1人だから」
「え。。?」