初恋という名の奇跡。



「ありがとう、柊翔くん」
「もう取られんなよ」
「うん、絶対これだけは守るね」


柊翔くんは買ったばかりのネックレスを付け替えた。



そして付けてやるって言って
私のも付けてくれた。




こういうことするの

夢だったんだよね。。



「あ、夏祭り」


東京の大きな花火大会のポスターが目に付いた。


「えーやだよ祭りなんか」
「なんでー?」
「人がいるだけじゃねーか」
「花火見たいよぉ」