聞きたくなかった。 柊翔くんの、過去。。 「そんな彼を僕のパパの兄が連れてきたのさ。僕達の家族は社長とかでお金持ちだから。だから、血のつながりはないけど、いとこになるってわけ。 どう?彼の過去。別れる気になった?」 「やめて。。」 「彼がここへ入ったのは全部僕のおじさんのおかげ。ダンサーになるとか言ってるけど、もしなれたとしたらぼくたち家族のおかげなんだ」 「柊翔くんにどんな過去があったとしても、私は別れない。だから、もう私と関わらないで。。」 ぽろ。。 涙が頬を伝う。