だけど機械音痴な私は2人に教えて貰ってばっか。


「え、何これ開かない」
「違うよ、ここをこーするの」
「あ、そーだった」


パソコンの開き方もまだ曖昧で。



「もぉ。。柊翔くんに教えてもらえば?」
「え?なんでよ」
「だってさっき一緒に来てたじゃん」
「違うよぉ、寮が同じだからたまたまだよ」
「ほんとにー?」


そんなこと言ってるけど
視線は自然と柊翔くんに行っている私。



イヤホンを耳にさし
もくもくとパソコンに向かっている。



「柊翔くん、クッキー焼いてきたよ♡」

「柊翔くん、ここ、分からないから教えて♡」


周りの女子が柊翔くんに寄っていく。


柊翔くんは人気者。