私が朝、目を覚まして一番初めに目が合うのは大好きな人、東雲 澪だ。 天井に貼られた等身大ポスターが私を見下ろしている。 部屋中見渡せば、壁中に東雲澪。 机にも東雲澪。 もちろん、私の頭の中も東雲澪でいっぱい。 ライブのグッズが飾ってある棚の前で手を合わせる。 ここは私にとって、まさに神棚と呼ぶにふさわしい棚なのだ。