五月雨物語

パニックってるあたしを

完全無視して

おじさんは喋り続ける。


「店オープンしたばっかりなの。

女の子捜してるんだけど

この雨で参ったなあ。

ちょっと来るだけでいいから。

店見るだけ。

君、絶対いいよ。

ファンがつくよ。

俺、見る目あるんだよね!

ね、来るだけ。」

もうっ、ひつこい!


押しが強すぎ!


「いえ、やっぱりむ、無理です!」