溺愛王子と恋してみない?


カッコイイ男の子だった。

「これが息子の颯真。周りからは好青年って言われてるけど、家ではこんな奴だから。怜音ちゃんと同じ、高校一年生だよ」

何だか何でもかんでもめんどくさい!って感じの態度。

カッコイイけどカッコイイんだけど、ちょっと私は苦手な人かなぁ。

「颯真です、よろしく」

ちょー素っ気ない!

「これから家族になる人に失礼だろう。ちゃんとしなさい!」

怒ってるというか呆れている光幸さん。

「よろしくお願いします」

私は丁寧に頭を下げた。

「ほらほら。怜音ちゃんみたいな礼儀のしっかりした人を見習いなさい」

なんか褒められたけど……。

結局彼は無言で去ってしまった。