その衝撃の事実に二人して叫んでしまった。

「怜音も颯真くんがいれば、怖くないわよね?お母さんも安心よ」

「颯真、怜音ちゃんのこと、頼んだぞ」

すっかりウキウキ気分の二人は今にでも鼻歌を歌ってスキップしそうな勢い。

まぁ私はお母さんが仕事でいない事はよくあったから、家事も一応できるし。

怖くないっていうのは、前お母さんが出張で一泊したときに、家でひとりで、雷が恐怖で失神しかけたことがあったから。

雷より怖いものはないってくらい怖いから...。

「颯真くん、怜音は家事とか出来るから料理とかの心配はいらないわ」

「そ、そうですか...」

私の脳がついて行かないのと同じで颯真も混乱してそう。

「じゃあよろしくね」

そして、その話はそこで終了してしまった。