大和✖️美咲
〜甘くとろける砂糖菓子〜

☆人の雑音

美咲「あんまぁーい!やっぱり京都といえば和三盆(わさんぼん)に金平糖(こんぺいとう)だよね!大和も一口食べてみてよ!美味しいよ?」

大和「悪いけど、俺は甘いものは苦手なんだ...だから、遠慮しとく」

美咲「もーっ、せっかくのデートなんだよ?久しぶりにゆーっくり京都観光できるっていうのに!」

大和「今さらだろ?京都に越してきて何年経つんだよ...」

美咲「細かいことは気にしないの!ねっ?あそこ行ってみよ、清水寺!」

大和「観光スポットは人が多いからパス。ただでさえ紅葉シーズンで人が多いのに...あー、やっぱり一個くれよ...さっきの和三盆(わさんぼん)」

美咲「え、うっ、うん。無理しないでねって、ちょっ、ちょっと」

大和「(舐める音)うん、やっぱり甘いな。でも、こんぺいとうより早く溶けるから...マシかな」

美咲「ええっ、もう!恥ずかしいよ」

大和「ん?キスして欲しかったとか?」

美咲「ふぇぇっ、んんっ、んあっ」

大和「ん、一口だけな?(笑いながら)」

美咲「もーっ、大和のバカ!」

大和(ナレーション)「俺はずっと美咲のことが好きだった。その気持ちはこれからもずっと変わらないからな。だから...ずっと俺の隣で...その甘い笑顔で笑っててくれよ。とろけるくらい、幸せにしてやるからな」