烏天狗(天眞)「いーの?ヨーコ」
妖狐(ヨーコ)「なにがよ?」
烏天狗(天眞)「あの人間に何も言わず出てきちゃってさ、しばらく京都の町には戻らないつもりだろ?」
妖狐(ヨーコ)「そうね…山に戻るわ」
烏天狗(天眞)「ふーん、俺はどこまでもついていくよ」
妖狐(ヨーコ)「勝手にしなさい」
☆風の音
妖狐(ヨーコ)「秋ね」
烏天狗(天眞)「人間と、妖では時間の流れが違いすぎる…家族になんかなれっこないさ」
妖狐(ヨーコ)「そうね…でも、その戯言…嫌いじゃないわ」
烏天狗(天眞)「ヨーコ、変わったね」
妖狐(ヨーコ)「そう?」
烏天狗(天眞)「悔しいけど、また一層…すごく…魅力的になった」
妖狐(ヨーコ)「あ、そう」
烏天狗(天眞)「ヨーコさ、結構あの人間のこと好きでしょ?」
妖狐(ヨーコ)「さぁ?どうでしょうね…」(優しく笑いながら)
烏天狗(天眞)「ふーん」
妖狐(ヨーコ)「人間がみんな同じって言ったことに対しては訂正するわ。颯太は違う」
烏天狗(天眞)「あ、そう。まー、俺はヨーコの手が穢れなければもういいよ」
妖狐(ヨーコ)「最初から、あんたは止める気だったんでしょ?」
烏天狗(天眞)「ふっ、ヨーコの手を汚したくないじゃん?ほら、こっち向いて」
妖狐(ヨーコ)「んんっ、ふぁっ、んっ」
烏天狗(天眞)「んっ、俺はヨーコの永遠の家族だよ」
妖狐(ヨーコ)「ばっ、馬鹿言ってんじゃないわよ!!!っこの、エロ天狗!!」
☆優しいBGM