羽山颯太「ヨーコちゃん!あぶないっ!」

妖狐(ヨーコ)「火車が言うことを聞かないなんて…なによっ、ちょっと、颯太!?」

羽山颯太「俺はヨーコちゃんのこと何にもわかってあげれてなかったんだな…ヨーコちゃんを今は抱きしめることしかできねーよ、でもな、ヨーコちゃん聞いて欲しいんだ」

妖狐(ヨーコ)「颯太!?や、やめなさいよっ、私に近寄らないでちょうだい!人間なんてみんな同じよ…私たちをいとも簡単に殺してしまうのよ」

羽山颯太「俺は、俺は…ずっとヨーコちゃんと家族みたいな友達でいたい、俺の依頼聞いただろ!ヨーコちゃんと一緒に暮らしたい…ヨーコちゃんとずっと一緒に居たいんだよ、なぁ、ヨーコちゃん...俺の家族になってよ」

妖狐(ヨーコ)「なっ…馬鹿な願いことをしたと私は思っていたのよ…颯太と出会ってから私は…少しは人間に対して期待したわ…でもね、ダメなの…人間は…私の母親を殺したの、許せないのよっ」

羽山颯太「…っ、ヨーコちゃん…過去は悔しいけど変えれない。それは俺がどんなに変えてあげたくても変えてあげられないんだよ。でも、未来ならいくらでも変えてあげれる。一緒に築き上げることもできる、ヨーコちゃん、過去にばかり囚われるなよ!!」

妖狐(ヨーコ)「ふっ、くっ…(少し泣きながら)どいつもこいつも、なんで同じようなことを並べるの…私は…私はぁああ(泣く)」

☆爆発音

烏天狗(天眞)「なぁ...ヨーコ、どうすんの?」(若干イラつきながら)

妖狐(ヨーコ)「天眞?」

烏天狗(天眞)「俺はヨーコが幸せそうならそれでもいいんだけど、この状況を放っておくのはまずいんじゃない?」

妖狐(ヨーコ)「幸せそうになんかしてないわよ、颯太はもう!離れてちょうだい!」

羽山颯太「天狗?でっかー」

烏天狗(天眞)「ふーん、人間ってよわっちそうだなぁ。なぁ人間、お前ならこの妖どうするんだよ?」

羽山颯太「俺はもう妖を消させねーよ。消えてほしくなんかない…妖を鎮めて見せる。怒りを鎮めさせて自分のあるべき場所に帰ってもらう。ねぇ、ヨーコちゃん…それなら、誰も苦しまねーだろ?」

妖狐(ヨーコ)「知らないわよ…颯太のしたいようにすればいいんじゃないかしら」

烏天狗(天眞)「ケッ」

☆爆発音
☆戦闘音楽