俺の手が届く範囲にいろ。



「…んー。もしかしたらみっちゃんは
成川くんと一緒にいすぎたのかもねー」


と、不意に菜々ちゃんは
意味深なことを呟いた。


「……へ?」


「っ…良いこと思いついた…!
1回成川くんと距離を置いてみれば
相手がどれだけ大切な存在か…
気付けちゃったりするんじゃない!?」


「そ、それは絶対嫌だよ…!
……喧嘩したときも、
数時間で耐えられなかったもん…。」


なのに距離を置くなんて…!
わたしには無理だ……。


「……それに、距離を置かなくても分かってるの。京ちゃんがわたしにとって、どれだけ大切な存在か…」