「紗希さん、おはようございます!」


脱いだ靴を揃えて
わたしはエプロンを着ている
紗希さんに挨拶をした。


「あら、実月ちゃん!おはよ~。
ごめんねー、あの子まだ起きてこないのよ」


「またですか!?
わたし、起こしに行ってきますね!」


「助かるわぁ!いつも悪いわね~」


「いえいえ!」


そしてわたしは、2階に上がって
1番右側の部屋をガチャっと開けた。