〇〇神社前~


聞いたこともない神社の前で降りる遙歩。
何度も来たことがあるとわかる。
それほどまで、動きからなにからスムーズだった。

綿はコソコソと後を追いながら確か次の駅の方が病院から近いよな~なんて考える。

遙歩は花屋に寄っていた。

この花屋に寄るためか!と1人で納得していた。
花屋のお姉さんは 白いスミレを渡した。
遙歩はいつもの笑顔で受け取り細い小道をそそくさと進んでいく。

方向音痴な為、病院とは逆の方向だなんて気付かなかった。