「実くん…今回、俺、ものすごくいやな予感がするんだけど…。」

 市長選挙も終わり、新しい市長(当然のことだけど、白井誠さんが勝ちました^^;)が決まった一週間後。

 相変わらず、平和そのもののストウ市役所、カミレン基地。

 一応、職場なハズなのに、作者の都合により一切全員が集まろうとしない、不思議な基地内で、カミレンブルーこと、青山は今日も実くんの勉強を見ていた。

「またまたぁ~あんまり、気にしちゃいけませんよ。この作品はコメディなんだから、実際に人なんて、死なないですよ。」

 すっかり、青山の相方となって落ち着いている黄浦実くんこと、カミレンイエロー。

 本来、中学生である彼(彼女?)が、学校にも行かず、こんなところで働いていることに親は何も言わないのか、そろそろ気になるところだけど、それを言い出したら、この物語は進まないんだろうな…。

「うん…まぁ、そうであるといいのだけど…。」

 青山の心からの願い。

 しかし…。

「大変よ!みんな!殺人事件だわ!!」

 たった、5秒で打ち砕かれたのであった。

「なんだって!!」

「うそでしょ?」

「こんな田舎で?」

 隊長の言葉に反応して次々と基地内に用意されている個々の部屋から現れる三人の男女。

 半裸なのが、レッド。真っ赤な顔をして、片手にビールを持っているのがピンク。そして…顔面パックをしているのがブラックだ。

 一応、全員同じ職場の人間である…。

 う~ん…まぁ、みんなそれぞれに突っ込みたい格好しているけど…とりあえず、いえることは、一言…。

 ピンク!!いいから、仕事中に酒を飲むなぁ~!!!