「あ、あのね。桜庭くんのこと、怖いなとは思ってたんだけど、色々考え事してて。
わたし、よく何もないところで転んだりするしちゃうし、だから、今回も桜庭くんのせいとかじゃないから!」
わたしが転んだのは、桜庭くんのせいとかじゃなくて、わたしの不注意だから。
そこは誤解されたくなくて、思わず力説してしまった。
そんなわたしの様子に、桜庭くんはちょっとホッとした様子で
「よかった」
そう言って、笑った。
わ、初めて笑顔見たかも…。
桜庭くん、もしかして、ほんとはすごく優しい人なんじゃないかな。
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